食事量を減らすとお腹が空かなくなる、食後の血糖値と脳が感じる空腹感

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以前、「ためしてガッテン」のダイエット特集でやっていたのですが、食べる量が多い人は空腹感も大きいそうです。

逆に、食べる量が少ない人は空腹感も小さいそうです。


太っている人は、

たくさん食べる
  ↓
空腹感が大きい
  ↓
だから、たくさん食べる
  ↓
その結果、太ってしまう

という負のスパイラルに陥ってしまいます。

逆に、痩せている人は、

食べる量が少ない
  ↓
空腹感が小さい
  ↓
だから、たくさん食べる必要がない
  ↓
その結果、痩せている

という正のスパイラルを描くことができます。

食べる量と空腹感には「食後の血糖値」が関係しています。

ある肥満女性は、からあげ5個、餃子4個、ごはん大盛り、たまごスープ、ザーサイを食べた後の血糖値が178まで上がってしまいました。

食後の血糖値が140以上になると「隠れ糖尿病」と言われています。

この「隠れ糖尿病」の状態が長く続くと、血管が傷ついてしまい危険な状態になります。

そのため、血糖値を下げるホルモンである「インスリン」がどーんと出て、血糖値を下げます。

しかし、インスリンによって血糖値がどーんと下がると、それを脳が感知して、「お腹が減ってきた〜!!!」と感じてしまうのです。

だから、食後にすぐ間食をしてしまう。

間食をするとまた血糖値が上がります。

すると、またインスリンが出て血糖値を下げます。

そして、また脳が空腹感を感じるのです。

そこで、この肥満女性にご飯(白米)を食べる量を半分にしてもらいました。(おかずはそのまま)

すると、食後の血糖値が以前と比べて上がらないので、インスリンの出る量も減り、食後の空腹感も小さくなるのです。

よく、「食べる量を少なくすると、だんだんと胃も小さくなる」と言いますが、それはこのことを表現しているそうです。

実際、胃が本当に小さくなることはないですからね。

つまり、あえて食事を減らすことが満腹感につながるということです。

たくさん食べ過ぎてしまう原因をまとめると、次のようになります。

たくさん食べる
  ↓
食後の血糖値が急激に上がる
  ↓
インスリンが大量に出る
  ↓
血糖値が急激に下がる
  ↓
脳が血糖値が急激に下がったことを感知する
  ↓
脳は大きな空腹感を感じる
  ↓
間食をしてしまう
  ↓
同じことが繰り返される

江戸時代に貝原益軒が健康に生きていくためのノウハウを書いた名著「養生訓(ようじょうくん)」にも「腹八分に医者いらず」とあります。

養生訓 (講談社学術文庫 (577))
養生訓 (講談社学術文庫 (577))

満腹になるまで食べずに、ちょっと物足りないくらいでやめておくことは、肥満防止だけでなく健康にも良いということですね。

私も食べ好きには注意したいと思います。

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